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大阪府内の未乗路線を巡る夏の旅

今年も暑い夏がやってきた。学生時代、夏になると関西によく旅行に行っていたこともあって、夏休みシーズンになると関西に行きたくなってくる。昨年の夏は和歌山県をメインに、一昨年は滋賀県をメインにした旅を企画したが、今年もまた夏の関西の鉄道路線を巡る旅を企画した。

関西地方は、乗りつぶしをはじめてもう10年ほどが経過しようとしている。当時好きだった阪急電鉄の全路線を巡ったのが、関西の乗りつぶしのスタートだった。この時、関西の路線の全てに乗車するというのは夢のまた夢の話で、正直全路線に乗車しようとは考えていなかった。その後、いろんな路線に乗車する機会を得て、全線の乗りつぶしを意識するようになった。特に昨年は関西乗り鉄強化年間と命名して、神戸、京都、和歌山エリアの未乗路線を巡り、いよいよ関西地方の鉄道路線も完乗が見えてきた。今回は関西の鉄道路線の完乗へ向けて、大阪府の未乗路線を巡っていく。

最近は兵庫県や京都府など関西地方の他の府県の乗りつぶしを優先的に進めてきたため、逆に大阪府の方が未乗路線を多く残している状態となった。前回の旅では、1日目に少しだけ大阪府内の鉄道路線を巡ったため、大阪府の乗り鉄旅は今年2回目となる。前回は大阪から青森への移動が控えていたため、大阪府の中でも伊丹空港に近い千里エリアの未乗路線を多く巡った。今回は大阪の中でも南部の近鉄大阪線・南大阪線、それに南海本線に接続、もしくはその近傍を走る路線をメインに巡っていく。また残り2路線となったOsaka Metroの未乗路線にも乗車し、Osaka Metroの全路線完乗を目指す。

旅程は1泊2日。1日半かけて大阪府内の未乗路線を巡っていくが、宿泊先は奈良県とした。1日目の夜は近鉄の特急「ひのとり」、2日目の朝はJRの特急「らくラクやまと」に乗車し、大阪・奈良間の移動も楽しむ。また2日目の大阪府内の未乗路線巡りは午前中には終了するため、帰りは使ったことのなかったPeach Aviation便で、これまた使ったことのなかった長崎空港を使ってみる。その後、長崎市街を経由して、西九州新幹線で博多へ戻る流れとした。前日のうちに新大阪駅に到着し、駅前のホテルに一泊。翌朝、大阪府内の鉄道路線巡りがスタートした。


前旅

【旅行記】大阪で未乗路線を巡ったあと青森で青函トンネル記念館ケーブルカーに乗車する旅~大阪で千里エリアの未乗路線を巡る編~


大阪シティバス37系統で大阪駅前から井高野へ

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新大阪駅前のホテルを6時15分にチェックアウトして、歩いて新大阪駅へ。この日の天気は晴れの予報だったが、目覚めてカーテンを開けると土砂降りの雨が降っていた。太平洋上に台風があり、その影響で各地で朝から大雨が降っていたようで、運悪く雨のスタートとなった。ただ、数時間すれば天気は回復してくる予報だったので一安心。新大阪駅からは御堂筋線で梅田駅へと向かい、地上のバスのりばへ向かった。

1日目の最初に乗車するのは、Osaka Metro今里筋線である。Osaka Metroの路線は、三線軌条で建設された路線が多いことから、相互直通運転を行っている路線が少ない。そのため、起点・終点駅がなんとも中途半端な場所にあり、他路線と全く接続していない駅も複数ある。旅行前の時点で今里筋線と谷町線を乗り残していたが、これら2路線の起終点も片方は他路線と接続するものの、もう片方はどの路線とも接続していないという特徴があり、これが乗りつぶし上のネックになっていた。今里筋線の場合も終点の今里駅は千日前線と接続しているが、起点の井高野駅では接続する路線がない。

そんな時に救世主となるのが路線バスである。起点・終点駅が他の鉄道路線と接続していない場合でも、路線バスは駅前に乗り入れている。路線バスを利用すれば、単純な往復を避けることができる。今里筋線の起点である井高野駅の近くのバス停には、大阪駅からのバスが発着していて、駅から歩いて10分くらいのところにあるバスの営業所発着で運転されている。今回は乗り鉄の旅だが、初手は路線バスを使って地下鉄の起点駅まで移動していく。

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大阪駅前から乗車したのは、大阪シティバスの37系統井高野車庫前行き。大阪シティバスは大阪市交通局のバス部門が民営化されて誕生したバス会社である。大阪市交通局は民営化された際、大阪市高速電気軌道株式会社(通称Osaka Metro)が地下鉄事業を、大阪シティバスバスが路線バス事業を引き継いだ。大阪シティバスは大阪市高速電気軌道の子会社という関係になっている。