
前回の旅で関西乗り鉄強化年間を宣言しながら、次の旅の目的地は関東地方となった。関東地方は一時期住んでいたので、8割程度の路線は乗りつぶしている。しかし、東京から少し離れた場所に未乗路線を残している。今回の目的地は千葉県。千葉県へは最近もちょこちょこ訪れていて、通過を除いた前回の訪問は2年前の夏。東京駅から総武線を走破する特急しおさいに乗車して銚子へ向かい、銚子電鉄線に乗車。その後、成田線や東金線を旅している。そして今回は、房総半島をメインに旅していく。房総半島は既に内房線と外房線に乗車済み。4年前の春、特急わかしおと普通列車で一周した。そうとくれば次に乗るのは、この外房線と内房線の輪の中を走る小湊鉄道、いすみ鉄道、そしてJR久留里線の3路線。どの路線も首都近郊のローカル線として知られている路線である。小湊鉄道やいすみ鉄道は古参車両が多く走り、鉄道ファンにも人気の路線で、行楽期を中心に多くの観光客が訪れる。一方、JR久留里線は、木更津市・君津駅の内陸部へと進む路線で、木更津~久留里間は一定の通勤通学需要があるものの、末端部の営業係数が悪く、”天文学的赤字”とも報じられている。そのため末端部分は今後の在り方を検討する会議が開催され、今後の方針について検討が始まっている。
行程は1泊2日。これら3路線は2日目に訪れるとして、1日目は少し趣きを変える。1日目は同じ千葉県で未乗となっている北総鉄道と、初乗車からしばらく経過しているディズニーリゾートラインに乗りに行く。
いつも前泊で現地入りすることが多いが、今回は乗車する路線が少ないので、純粋な1泊2日行程とした。しかも羽田空港に着くのは昼過ぎ。というのもせっかくなら羽田線を利用したことがない空港から飛んでみようということで、宮崎空港からの羽田行を予約している。羽田線ではちょっとレアな機材に乗れるので、宮崎を選んでみた。
前旅
【旅行記】兵庫・神戸エリアの未乗路線を巡る旅~神戸湾岸エリア編~

宮崎にはフライトの2時間ほど前に到着。宮崎市街から宮崎空港へは、電車で10分ほどなので、九州では福岡空港に次いでアクセス利便が高い。乗車した宮崎発宮崎空港行きの普通列車は、787系4両編成を使用した列車だった。乗り得列車ではあるものの、この区間は特急列車自由席にも乗車券のみで乗車できる特例があるので、特段珍しいわけではない。平日昼とはいえ、正直1両で足りるくらいしか、乗客は乗っていなかった。

朝早くに家を出て、たぶん最寄りの空港から飛んでいれば、とっくの昔に羽田に到着している時間に宮崎空港に到着。宮崎空港は伊丹線・福岡線には搭乗したことがあり、実は前々回の北陸の旅の帰り道は、伊丹空港から宮崎空港までANA便を利用している。一方で羽田線は初めて搭乗となる。宮崎空港は航空大学校が滑走路を挟んで、ターミナルの反対側にある。デッキには大学校の訓練機が展示されている。

なぜ宮崎から飛ぶのかといえば、それは機材が面白そうだったから。羽田-宮崎線のうちJAL便の一部は、同グループのJ-AIRのEmbraer 190で運航されている(写真は過去に羽田空港で撮影したもの)。この機材は、現在羽田空港に就航する定期便で一番搭乗できる人数が少ない機材。コロナ禍では、ANAがDHC8-Q400を羽田線に就航させていて話題となったが、通常は設定されておらず、羽田に就航する定期便としては、この機材が搭乗できる人数が最も少ない。山形、三沢のほか、九州からは熊本空港からの便もあり、熊本空港からでもよかったのだが、それではちょっと遅すぎるので、宮崎を選んでみた。3月には、羽田空港発着の国内線の最大機材であるANAのBoeing 777-300に乗ったばかり。せっかくなら最小の方にも乗ってみたいと思う。ちなみに長さで言うとAIR DOのBoeing 737-700が羽田空港の定期便で一番短いらしい。